破魔矢堂・個別リスト～ユーモア・ファンタジー

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コミックファンタジーとも、ユーモアファンタジーとも言われているファンタジー小説のサブジャンル。此処ではそれに含まれると思われる小説のリストを掲載しました。なんとなくイギリス系の著者の名前が良く知られていますが、アメリカ勢もそれなりに頑張っています。
言葉どおり、内容はお笑い系（笑）で、ユーモア、風刺、コミカル、面白おかしいという言葉で表現可能ですが、時折この分野に含めるかどうか悩む本もあったりするので、リストにするに当たり主観的に選んでみました。それぞれのユーモアは外国人にとって理解が困難な部分が多々ありますので、完全に楽しめると言えないかもしれませんが、ただの言葉遊び、他の作品やファンタジーの定石・設定をもじったり皮肉ったりした話もありますので、それらは軽く受け入れて十分楽しめると思います。

ここでリストアップした書籍は他の当館データ同様全て店主の蔵書をベースにしています。これを抜かしては語れない！というような本がありましたら是非ご推薦ください♪ まだリスト作成中ですが、徐々にデータや紹介を増やしていきたいと思っています。

有名どころのパロディ達

Bored of the Rings ■　Harvard Lampoon Staff Publisher: New American Library A Parody of J.R.R. Tolkien's the Lord of the Rings ディルト・バッガー、フリト、グッドガルフ・・・初版は1969年という古い本ですが、現在再版されて入手可能になりました。（上のカバーは初版）今は新しいカバーで再販されています。	The Roadkill of Middle Earth ■　John Carnell Publisher: iBooks 2001 Illustrator: Tom Sutton 絵本と言って良いと思いますが、60ページ程度の話です。突っ走るトラックが・・・^^;)　絵がお子様向けなのが残念。言うまでもなく、指輪物語：The Lord of the Ringsのパロディです。	Barry Trotter and the Unauthorized Parody ■　Michael Gerber Publisher: Fireside Illustrator: Rodger Roundy 詳細は Barry Trotter Web-pageでどうぞ。サイン本が購入できます。（河出書房新社より日本語訳出版　バリー・トロッターと愚者のパロディ発売）
The Soddit ■　Adam Roberts Publisher: Gollancz (UK) Illustrator: Douglas Carrel This time it is "The Hobbit". Bingo Sac Grabbins and wizard Gandef...		ネットを徘徊していてこのリンク頁を発見しました。英語ですがトールキンの指輪物語りパロに関するリンクを集めてあります。ご参考まで。
God: The Ultimate Autobiography / Satan: The Hiss and Tell Memoirs ■　Jeremy Pascal ファンタジーに含めるのもなんですが・・・有名でこの世の者ではない事に間違いないので（笑）　「Ｇｏｄ」は神様の自伝です。始まりが無いので何処から書き出して良いか分からない事と、終わりも無いので何処で終わりにして良いかが不明なことが問題らしいです。最後まで（終わりが無いんですが）書いても、全部読める人はいません・・・^^;)　皆さん最後まで付き合う前に寿命になりますからね・・・。　「Ｓａｔａｎ」は悪魔の側からのお話。こちらも同様に楽しいです。品切れですが、見かけたら一読してみて下さい。Pan Books (UK) 1989出版

American Comic/Humorous Fantasy

シリーズ名があるものはそれで一括しました。それらシリーズ中の個別タイトルについては、主データベースを御覧下さい。

■　Piers Anthony

- Xanth Series
こちらは説明不要の有名なシリーズ「ザンス」。年代記的に主人公が変わっていきます。早川書房から翻訳有り。
残念ながら長編シリーズにありがちなマンネリ化が免れませんが、最初の三巻と他の何冊かはお気に入り。
Check Xanth series at Amazon.com

■　Robert Lynn Asprin

- Myth Series
邦題は『マジカルランドシリーズ』　最近原書新刊も発売されました。
スキーヴと師匠オゥズ達のドタバタ騒動。マジカルランドに邦訳リスト有り。

■　Douglas W. Clark

- Alchemy sequence
ユーモアファンタジーに含めるかどうか迷ったのですが、一貫してそれなりにユーモア感覚があるので掲載しておきます。

■　C. Dale Brittain

- Daimbert sequence
Daimbert is a wizard but not good at it. He becomes Royal Wizard in the kingdom of Yurt and there are always troubles... even in such a small kingdom. Again, not quite a comic fantasy but humorous nonetheless.

■　Esther M. Friesner

この作者の著作は、かなりの部分がユーモアファンタジーです。
- Demons sequence
- Gnome sequence
- Majyk sequence
- New York By Knight
- Elf Defense
- Druid's Blood
- Sphynxes Wild
- Yesterday We Saw Mermaids
- Wishing Season
- Split Heirs (with Roger Zelazny)

■　Crocco, Kyle

- "Heroes" series

■　Cook, Rick

- Wiz Series
- Mall Purchase Night

■　David, Peter

スタートレック小説等に多くの著作があります。当館リストに掲載されている書籍は皆ユーモア系です。

- Knight Life series
- Sir Apropos of Nothing (series?)
- Howling Mad

■　L. Sprague de Camp

コナン小説等も含めて非常に多くの著作があります。そのなかの幾つかのシリーズはユーモア系に分類できます。
ハロルド・シェイ（？）（"Incomplete Enchanter"）、"Reluctant King" 等。個別タイトルはメインデータベースを御覧下さい。

■　Craig Shaw Gardner

シリーズ中の個々のタイトルについては、メインデータベースをご参照ください。

- Ebenezum Trilogy
- Ballad of Wuntvor
- Cineverse Cycle
- Sinbad Series

■　K. W. Jeter

- Infernal Devices
（悪魔の機械　ハヤカワ文庫FT　大伴墨人・訳）　翻訳版は持っていない為未確認。本タイトルの訳本と思われるが・・・

■　John Morressy

- Kedrigern Series
シリーズ第一巻の "A Voice for Princess" は１９８６年に出版された。
暫く品切れ絶版状態の続いていた当シリーズだが、めでたくMeisha Merlin Publishing　から再版。
さらに新刊としてもう一冊出版されている。
魔法をかけられて喋る蛙になっていた王女を助けたのは良いけれど、
人間に戻ってみたら蛙の声しか出なかった・・・さぁどうしましょう　という第一話

■　Christopher Stasheff

ユーモア系の作品もありますが、どちらかというと普通のファンタジーにユーモア交えたという感じの作品。
- A Wizard in Rhyme
- Warlock series

■　Patrick Thomas