◇ 破魔矢堂 徒然館 ○ 好 事 ■ 素還真製作日記
台湾の霹靂に嵌りこみ、出版物や映像商品を買いあさり、あまつさえ今では木偶まで入手(SARSのせいで引き取りが大幅に遅れたが・・・)してしまった。 当時せっかく買った4月引取り予定の素還真木偶はSARSで結局7月末までお預け。泣く泣く状況を恨めしげに眺めていたのだが・・・間違い(笑)はそんな時期に起こった。 SARSが猛威を振るっていた頃、引き取るはずの木偶に思いをはせつつファンサイトを徘徊していて見かけた1/6ドール。この際実物大が駄目ならミニチュアを試しに作ってしまえと思い立ち・・・・
◆ あなたの知らない世界
素体 ドール・・・良く分からない分野だが、結構凄い世界のようだ・・・ 危険だから深入りしないようにしよう・・・
まあ子供の頃もリカちゃん人形なんかよりサンダーバードのモグラタンクやら何やらのプラモデルを組んだりブロック工作しているほうが好きだった店主である。多分大丈夫だろう・・・と思いつつ ^^;)


◆ 始めの一歩
髪取り用頭 植毛ヘア まずベースになる体をなんとかしなければならない。アクションドールなるものがあるらしいので、その筋で有名なボークスのショールームへ。(ボークスというと店主はガレキを真っ先に思い起こすのだが ^^;)
初めて見る世界に驚いた(笑)う〜んやはり店主は人形系の趣味は無いらしい。一安心である。だが好きなキャラを作るのは話が別。さっそく幾つかある素体なるものから目ぼしいものを物色しつつ、ニューエクセレントベースの男の子バージョンを購入。大人モデルはスタイルが良すぎて素還真には今ひとつのような気がした。 問題はセットになっている頭。顔が・・・冗談・・・ --;) ・・・とりあえず目を瞑ることにする。髪の毛用にはスーパードルフィー用ロールタイプの植毛ヘアーを購入。白色系だがちょっと色が今ひとつのような気が・・・
日を改めて行った別のボークスショールームで、既製品のカスタムヘアーヘッドを発見。ホワイトのストレートロングがあった。こちらのヘッド、顔はお笑いのアニメ顔で思わず拒絶反応。ただ髪の毛目当てで購入することとした。あとで分解して髪だけはずす魂胆である。(←頭の皮剥ぎ?!)
ま、人形は顔が命・・・このアニメ顔のモデルには諦めてもらおう (爆笑)
◆ 作業開始♪
頭横加工済 頭加工済 頭加工中 頭オリジナル さて、ベースモデルに付属の子供顔。このままでは絶対に困る。一体どうすれば良いだろう・・・と悩みつつ、この際ガレージキットの要領で改造を決定。幸い必要なパテやらルーターは持っているので、まずは顔の改造にとりかかった。
パテをこねくり素素ちゃん(笑)の輪郭に近くなるよう顎と頬の部分に盛る。人形の鼻も冗談な鼻なので、鼻筋を上げて少し木偶に近い形にしてやった。目の部分にも少し盛り、おおよその輪郭を出す。乾くのを待ってルーターで形だし。 唇の部分が結構細かい。鑢がけをして大体完成。目を削りこみ、後の描き込みに備える。生憎ヘッドの素材が軟質ビニール系(?)でパテの食いつきが悪い。はがれるのと困るので、接合部分に接着剤を流し込み定着。 (もうドールというより完全にガレキの世界です。邪道です。多分・・・ ^^;) 接着剤が乾いた後、鑢がけで消しきれなかった微小な凹凸を盛り上げ用のパテを溶かして顔に塗り消す。その後ベースコーティング剤を塗り、肌色に着色する。う〜ん、まあこんなものだろうか・・・・
ちょっと鑢がけが足りなかった。。。うう・・・まあ試作品ということで、今回は諦めよう。御免よ試作素素。 顔への着色はエアーブラシを使用。

頭植毛済み 次は植毛にするか瞳入れにするかで少々悩む。植毛しちゃってから顔を失敗すると立ち直れないので、まず顔の完成をすることにした。 白目から瞳を入れて輪郭に筆入れ。材料はリキテックスを使用。鑢がけが十分でなかった事もあってやや線が太くなったが、初期のシリーズ中の素還真を見ても色々顔が変わっているのでよしとする(←オイオイ) 眉毛は少し絵具を盛り上げ気味にして筆を入れた。

さて次なるは植毛である。思い切って頭髪採取用ヘッドの横に顔を真っ二つ(ホラーだ!) 埋め込み方を参考にしながら髪を人束毎に切断し針に通して新しい頭にブスブスと・・・

完成頭 後はひたすら素還真っぽくなるように植毛。今回は降ろし髪の素素にしたい。降ろした髪の素素がなんとも好きなのであった。。。微笑
ブチブチブチブチとひたすら植毛。あ、指に突き刺した・・・・ ブツブツ。
根気と気力で植毛が完了。お次は額飾(?)である。市販のラインストーンでなるべく小さいものを買ってみたがそれでも少し大きい。悩んだ末に手作りにした。透明の接着剤に赤い透明エナメル塗料を混ぜてやり、ビニールの上に極少量垂らす。乾燥後、うまく丸まったものを使用した。
次は耳毛(笑)手芸店で売っていたファー系の素材を購入して無理やりそれらしい形に収め貼り付けた。 そうこうするうちに、とりあえずヘッドが無事完成。
◆ 家庭科の成績は悪かった・・・
衣装 さて、お次はヘッドより手強い衣装作り。自慢じゃないが家庭科なんぞは見向きもしなかった店主である。勿論宿題の縫い物などは親まかせ。最後に針を持ったのは○○年前である。 生地なんぞ自分で購入したことも無い。一体何処で売っているんだ?と生地の店を検索。いざ店に行っても何を買えば良いのか良くわからん状態。とにかく素還真なら白だろうということで、適当に購入。裏地だろうが芯材だろうが知ったこっちゃない(爆笑)
当然ながら型紙など取ったことも無い。どういう構造なんだ???と調査して、 みようみまねで紙を切抜き、実際に張り合わせて形の感触をつかむ。袖の丸みだしに雲形定規をひっぱりだして、曲線を作る。何故か道具類だけは別の趣味系で揃っている。
いよいよお裁縫(笑)まあ作るのは好きな方なので、何とか・・・なるさ・・・ブスブス・・・ブスブス・・・。とりあえず形だけそれらしく見えれば良いということで、難しそうな形は分離して製作。どうせ着せ替えし易いし・・・・(笑)
◆ ようやく終わった・・・?
やりなおし完成頭 頭と衣装擬きが完成したところで、とんでもないことをやり始めてしまった。 顔の鑢がけをやり直してしまったのである。頬のあたりを削り、色を塗る。 ただし髪があるのでエアーブラシは使えない --;) 一時はどうなることかと思ったが、なんとか挽回。 少し見た目がすっきりとした。ついでに額飾も変更。ネイルアート用の小さい物が丁度良かったので流用。 やはり光り具合が違う(←当然だって・・・)

アイテム作り始め 完成拂塵 本体が(多分?)完成したので、素還真のアイテムにとりかかる。 拂塵〜。まず爪楊枝をベースに糸を巻きつけ、ドールの髪素材を束ねる。装飾にはビーズとラインストーンを使用。試作のつもりだったのだが、作っているうちに凝ってしまった。あくまでも試作なので、アップで見ると粗だらけ (笑) そのうち作り直す事もあるかもしれない。

完成チビ素還真 完成チビ素還真
☆☆ お・わ・り (はぁ 疲れた・・・ 教訓: 慣れないことはするもんじゃない? ☆☆) ☆☆
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