◇ 破魔矢堂 徒然館 ○ 旅 行 記 ■ 京都徒然
京都徒然
2001/05/11〜05/13
第一日目
金曜日。午後は半休を取っているので、朝から旅行仕度で会社へ出勤。
気もそぞろに仕事を片付け、後は知らんとばかりに、新幹線で食べるお昼を買い込み会社を後にしたのでした。 そういえば新幹線「のぞみ」は初めて乗るような気が・・・いつも「こだま」だからなぁ (^^; 伊豆しか行ってなかったもので・・・

京都に到着すると在来線に乗り換えていざ嵯峨嵐山へ。そこで荷物を預けて散策に出かけました。 し・か・し、なんとお寺さんは16時30には門を閉めてしまうそうで・・・今16時・・・嗚呼駄目じゃないか・・・シクシク。 化野念仏寺行きたかったなぁ。まぁ、仕方ない。そんなこんなでただの散歩に切り替わり。渡月橋まで行ってそのまま引き返す。 途中人力車のにぃちゃん達が乗ってかない?とナンパ中(←違うって ^^;) 冗談はさておき、あちこちで客集めをしています。ご苦労様〜  白拍子この日は大覚寺の白拍子舞が目的だったので、のんびり時間を潰しながら歩いていきました。
白拍子舞は4月1日〜6月30日まで毎夜18時30分から行われています。(月曜休演)拝観・法話・白拍子舞のセットで弐千円也。 料金を支払ってしまうと、まだ時間があるのでまだ明るいうちに大沢池の周辺を散策。人気も無くのんびり回れました。 門を閉めてしまうので、時間には必ず戻って下さいねと念を押され、少し早めに門まで。旅館のマイクロバスで団体様ご到着〜。 総勢25人くらいになりました。・・・年齢層高いぞ・・・中高年の団体様。
中を見学して法話を拝聴。日が落ち始める頃に大沢池の辺に向かいました。湖の上をゆっくり渡ってくる龍頭船。 辺りが暗闇に包まれだし、なかなか良い雰囲気です。笛の音に合わせて舞う白拍子。正面に座ったのでバッチリと見られました (^。^/)ウフッ
白拍子舞が終わると解散です。これから駅に戻ってホテルまで。歩いて駅まで戻っても良かったのだけれど、この辺りは街灯も無いような辺鄙な場所なので、タクシーを拾いました。
第二日目
丸一日使えるのはこの日だけだったので、遠出。鞍馬・貴船を目指します。晴天なり〜♪
叡山電鉄で終点の鞍馬まで。今回は鞍馬→貴船のコースで回りました。到着して直ぐお昼ご飯を食べエネルギー補給。さて、登るぞ・・・
まずは山門。仁王門です。俗界から浄界への結界・・・はじき出されなくて良かった (^^; 魔王の碑とか魔王の瀧とか素敵な名前(笑)の場所を見学しながら、ケーブルカーは乗らす多宝塔はパスして由岐神社へ。
由岐明神は昔御所内に祀られていたそうですが、大地震や平将門の乱などによる天変地異の時代、御所の北方の鎮めとして勧請されたそうです。 いよいよ九十九折(つづらおり)参道とか云われるくねくね登り階段。これが枕草子に云う「近うて遠きもの」。曲がってるよ階段だよ・・・しかし、最近階段の上り下りばかりしているなぁ・・・(※熊野詣徒然参照)
はぁはぁ・・・疲れた・・・まだ階段だ・・・とか思っているうちに、なんとか四脚門まで。嗚呼、まだ登りだ・・・(^^; 
ひたすら登り続けてようやく転法輪堂です。1丈6尺の阿弥陀如来が鎮座しています。おお迫力。此処で休憩ついでに拝んでおいて、御朱印を頂きました。桜の季節も良いけれど、今の新緑の翠のほうが好きなんですよとおっしゃっていた住職さん。 確かに緑が目に染みます。清清しいです。疲れたけど (笑)
ようやく本殿金堂へ。此処ではお寺さんグッズ(←って、オイオイ・・・ ^^;) を購入。木製の「源義経公 降魔必勝の小太刀」がお気に入り。
かれこれ仁王門から此処まで距離にして1km以上。高さにしては仁王門から160mくらいだそうです。全部くねくねののぼり階段。体力への挑戦ですねぇ。 本殿を出た後は木の根道へ向かいます。見事に根が模様を描いていました。歩きづらいなぁ。でも素敵♪ 千年近い樹齢の「大杉権現」を拝んでから義経堂・僧正ガ谷不動堂へ。そして奥の院「魔王殿」。良い響きの名前だ・・・ (笑)
御蔭祭 此処までの下り道、なかなか曲者。膝が大爆笑してます。貴船側から来ると此処を登るんだなぁ・・・ちょっと嫌かも(^^;
これから貴船側へ向かいます。まだ歩くまだ歩く。でも山道ではない単なる登り坂。楽勝楽勝♪ ようやく貴船神社に到着。有名な水占があります。なんとなく御守買って今度は結社(中社)へ。縁結び神社で「むすび文」を神前に結びつけると霊験あらたかだそうです。 相生の杉を横目に大杉並木を通り更に上がると「貴船神社奥の宮」 見た目貧相(←罰当たり)な宮ですが、全体の雰囲気は静かで良い感じです。本殿の下に龍穴があるんですよねぇ・・・見たいなぁ。 そういえば、縁結びとして「本社」・「奥宮」・「結社」の順に参拝する「三社詣」が古来盛んだそうですね。
水神様のご機嫌も麗しく、爽やかな良い日となりました♪
バスで貴船から貴船口まで移動。バス停ではなくても止まってくれるフレンドリーなバスです。春分の日から11月30日までの運行だとか。

次に何処へ行こうか・・・と迷いつつ、上賀茂神社は諦めて下鴨神社に決定。そのまま山を降りて市内へ行きました。暑い!蒸す! なんなんだこの気温差は〜 (- -;) 山は涼しかったのに・・・

さて下鴨神社です。河合神社をお参りしてから歩き始めると、何かやってる、のか・なぁ・・・? ああ、そうだ! 今日は「御蔭祭」だったのです。これに間に合うなんてついてますねぇ ^^) ちょっとの間カメラ小僧に変身。
この祭り、明治初年までは御生(みあれ)神事と称され、御蔭の地で行われるところから御蔭神事・御蔭祭と呼ばれるようになったそうです。私が見られたのは時間的に「神馬遷御」でした。可愛い神馬! うう撫でたい・・・

この日は祇園の宿に一泊。夜は散歩がてらに近くにある八坂神社へ。改装中で・・・ちょっと残念。
第参日目
最終日です。物好きにも某変身どころでお遊び。思ったより時間がかかりました。其の後は北野天満宮へ参拝。さすがメジャー所で観光バスやら修学旅行生やらが一杯。恒例の御朱印を貰おうと社務所へ行く。しかし・・・なんともまぁ事務的で・・・窓口から事務員に御朱印帖を渡すんですね。 せめて社務所には巫女さんにいてほしい・・・と思うのは私だけか?
この後「晴明神社」へ。今回の旅行の閉めです。天満宮からタクシーで行ったんですが、この運転手さん、晴明神社を知りませんでした。昔は知らないのが普通だったようですが、今でも知らない場合があるんですね。新鮮。 辿り着いた晴明神社はまあこんなもんかと言う感じ。一応、風情の無い一条戻橋も見ておいて、これにて完了。
本屋に行く時間が無かったからそのうち本屋巡りもしたいですねぇ ^^)

あまり沢山は見られませんでしたが、とりあえずはこんなもんですかね。祭りも舞いも見られたし、それなりに満足の行く京都でした。ついでに筋肉痛とは無縁であることも実証されたのであった(笑) 鞍馬−貴船コースで全然痛くならなかったもん♪
■■ 了 ■■
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