◇ 破魔矢堂 徒然館 ○ 旅 行 記 ■ 奈良遠征
奈良遠征
2002/04/27〜04/30
第1日目
石切劔箭神社 新幹線のぞみ♪で一路京都、そして奈良へ。人出もそれほど多く無く快適に移動。現地で合流組の二名を無事発見し、レンタカー二台に便乗して征伐を開始。運転手の皆様、頑張ってください〜 と気楽に後部座席で寛ぐのであった。今回、後半の宿泊施設(ログハウス)はベッド無し、つまり布団無しの板の間 (毛布一枚と枕のみレンタル可)であるという重大事項が一週間前に発覚した為、キャンプ用のエアーマットを参加者多数が探し求めたというのは又別の話しである(苦笑) 寝袋持参組も数名。 かく言う私も登山専門店をネット検索して足を運び、評判の良いマットを購入したのであった。これで何処でも寝られる♪(←違うって・・・)
さてさて、今回遠征の一番手は「石切劔箭神社」。別名「木積宮」「穂積堂」とも言われるそうな。御神体は剣と箭。残念ながら時間が無い為、その周辺の社には行けませんでした --;)。腫れ物に効験有りとして有名だそうで、お百度石を廻る御百度参りの人々が本殿の前に沢山・・・ 樹齢約470年のくすの木もあり、なかなかの外観を持つ神社で、参道の商店街も雰囲気があって面白い。

落雷 次の目的地は「往馬大社」である。
本来は生駒山を御神体としていて、現在は伊古麻都比古神、伊古麻都比賣神等の七神を御祭神としている。今回行った時、 人気は無いが、丁度一人の女性が琴を奉じていて、趣のあるシーンに遭遇。更に此処には落雷した大樹が・・・・(笑) 某ジャンルの皆様が喜びそうだと思ったのでありました。

宿のチェックインを済ませようと、この後宿に直行。この宿は近鉄生駒駅の鳥居前から出ている生駒ケーブルカーで行ける場所。私たちは車で行きましたけどね ^^)。
この宿が又ちょっと特徴があって、武道家の宿だったのです。入り口の展示窓には日本刀や木刀が陳列されていて・・・ああ 欲しい(笑)朝食も美味しかった♪
ミケ さてさて、このケーブルカー・・・実に素敵(爆笑)だったのです・・・見てください、このド派手さ・・・これはミケ号です。もう一つブル号もあるんですねぇ、ワンちゃんタイプ。夕食の為に生駒駅まで降りた時に乗ったのがこのミケちゃん。私たちは残念ながら往復共にミケちゃんであった。


スウィート ついでに、宝山寺〜生駒山上駅間を走るケーブルカーをご覧あれ・・・この車両はスイート号と言うらしい。因みにドレミ号とやらもあるとか (爆笑) まあ山頂に遊園地があるそうなので、ドレミスイートでも良いですが (笑)

夕食は和洋創作居酒屋「カルメシ茶屋」というお店で宴会モード。豆腐・湯葉等色々楽しめ、之れ又美味♪
本当は食後に遊園地まで脚を伸ばそうという話しがあったが、山頂までのケーブルカーは夜八時まで。結局間に合わなかった・・・。そんなこんなで夜は宿屋で宴会しながらDVDやらCDドラマやら(←怪しいぞ・・・)を楽しんだのでした。窓からの夜景も綺麗。
まともな宿での宿泊はこの日一日だけ・・・ あはははは・・・
第2日目
金剛山ロープウェィ 史跡金剛山 葛城ロープウェイ 早起きして宝山寺へ行こうと言っていたにもかかわらず、爆睡。参拝したメンバーは、何やら怪しげな宗教団体に遭遇したとか・・・^^;) せっかくなので、やはり行きたいと駄々こねて、爆睡していたメンバーは朝食後に参拝したのでした。勿論私は爆睡派(笑)

本日のメインメニューは標高1125mの金剛山。古来「葛城山」、「高天山」とも呼ばれてきた山である。今年は桜の盛りを逃した(ソウルに行っていたんだった・・・)為、花見が出来て嬉々。八重桜と山桜が綺麗に咲いていた。 此処は役小角と楠木正成ゆかりの地である。修験道の霊場としても有名。山頂には転法輪寺と葛木神社が有り、両方を兼ねた社務所が転法輪寺の方に有る。毎度の事ながら此処で御朱印を貰う。葛城神社の主祭神は一言主大神。拍手の元祖とも言われる。転法輪寺の開祖はかの有名な役行者♪ 真言宗醍醐派の寺である。

御朱印 ロープウェイを降りた所にある「くるみ茶屋」。焼き団子が美味しい♪ おまけに天然焼き鮎も。。。おお美味美味。実はこれが昼食替わりであったのである。だがメンバーの多くが注文したため、焼くのが間に合わなかったそうな(笑)
この後数名が、葛城山の葛城高原ロッジに向かう。管理人が早く帰ってしまう為、それに間に合わないと野宿に・・・ --;) 頑張れ〜無謀運転して(←オイオイ)さっさとチェックインするんだ!(爆笑) 残りのメンバーは夕食の食材の買い出しに。SATYがあるぞ。尤もこちらものんびり出来ない。何故なら山頂までのロープウェイの最終も早いのである。間に合わなかったら食材抱えて1時間半のハイキング・・・(苦笑) 無事チェックインを済ませ、食材も運び込んだのは良いが、ガスコンロも何も無し。炭はレンタル品目に含まれていたようで、キャンプ場で火を起こすことに。しかし今回のメンバー、全て非喫煙者。火種が無い! 喫煙者は不要だがライターは欲しい(笑)なんだかんだでワイルドな夕食であった。食後はロッジで毎度の宴会。そして夜は更けていく・・・

第3日目
ポーズをとる鶏 石上神宮楼門(重文) 本日は山の辺の道がメイン。明け方に結構激しい雨が降ったようだが、朝にはパラパラに。まあまあである。日頃の行いが良い(←本当か?)為か、徒歩の間は雨に降られることはなかった。
最初の目的地は「石上(いそのかみ)神宮」 日本最古の神社の一つで物部氏の総氏神。古典には「布留社」「石上坐布都御魂神社」等とも記される。拝殿は国宝指定。更に楼門は重要文化財である。 最初に目に付くのは放し飼いの鶏達。境内中で気ままに遊んでいるカメラ目線の鶏・・・う〜ん大物か。やはり『神鶏』(東天紅)が混じってるだけある(笑) カメラを向けるとポーズをとってくれた鶏君である。見よこの雄姿(笑) これは東天紅じゃない・・・な。
黒塚古墳七支刀 手水舎の前にある鏡池には『馬魚』(ワタカ)が生息。なんか良くわからなかったが・・・^^;)
その足で石上神宮の摂社「出雲建雄神社」・「天神社」、末社「神田(こうだ)神社」等々を見学。此処では国宝七支刀を象ったブローチ(タイピンも有り)を購入。神社グッズコレクションが増えたのである(笑)

次は「大和(おおやまと)神社」。人懐こい茶色がかった黒猫と遊ぶ。猫以外に記憶に残っていることが余り無い・・・^^;) 移動して「黒塚古墳」へ。三角縁神獣鏡の大量出土で有名になった古墳である。途中車を停めて徒歩にしたが、結構遠い。しかも目的の古墳は公園と化していた。ということで結局道路から眺めただけ。

三輪大鳥居 手水舎次なる目的地は「大神(おおみわ)神社」 大和国一の宮 三輪明神としても親しまれる。三輪山全体を神体山とする為、本殿は無く拝殿のみ。写真の大鳥居(電柱が邪魔だぁ〜)は本当にデカイ。耐久年数1300年(笑) ちゃんと「自動車お祓所」もある。交通安全祈願に貴方の愛車もどうぞ♪  写真は手水舎と、大きな杉の木の切り株。これは「しるしの杉」と説明にあり、三輪の七本杉の一つらしい。そのまま進んで摂社末社へ。「狭井神社」「久延彦神社」等々。久延毘古命は知恵の神、今更だが熱心にお参りしたとかしないとか(笑)。戻ってから宝物収蔵庫を見学。

次は「箸墓古墳」へ。倭迹迹日百襲姫命もしくは卑弥呼の墓との説がある最古の大型前方後円墳である。宮内庁の管轄で看板に曰く、敷地への立ち入り禁止になっている。(ケチ!) 昼は人によって築かれ、夜は神が築いたそうだ。

ロープウェイの時間制限があるので夕食と翌朝の朝食を調達。ちょっとは余裕があったはずなのだが、市内で渋滞に巻き込まれる。19:00の最終便に間に合うか? とハラハラしつつ(私は寝ていたのでハラハラしなかった。実は渋滞に巻き込まれた記憶も殆ど無い・・・^^;) 安全運転(笑) 無事間に合いました。 雨模様の天気な上に、皆少々疲れていたため、本日は火無し。ロッジで夕食兼宴会を開始。
最終日
葛城天神社 荷物をまとめて帰り支度を済ませる。ロッジで可愛いマスコットを土産に買い葛城山上駅までダラダラと移動。この坂道、下りは楽だが荷物持って上がってきた時は結構脚に・・・ 10〜15分位の上り坂なのである。途中、葛城天神社にお参り。 山頂から「天香具山」・「畝傍」・「耳成」の大和三山をじっくりながめる。ロープウェイは貸し切り状態♪
ロープウェイを降りた所で「葛城山(?) 北海道メロンソフトクリーム」を食す。美味美味。って普通のソフトクリームだよ・・・。

一言主神社への階段乳銀杏 本日の手始めは葛城明神「一言主神社」。
願いを一言だけ聞いてくれる「いちごんさん」である。
写真の銀杏は樹齢推定1200年の老大木。「乳銀杏」とも「宿り木」とも呼ばれている。黄葉したら綺麗ですねぇ、きっと。残念ながら御朱印はやっていないらしい。ボケ封じのお守りを土産に買う一同・・・

高天彦神社 次は「高天彦神社」 日本神話の舞台になった高天ヶ原の実在の地と伝えられている場所だとか。祭神は高皇産靈神、市杵嶋姫命、菅原道眞。社殿の後方にある円錐形の白雲峯が御神体。古杉の立ち並ぶ参道はなかなかの風情。駐車場に人懐こい犬がいて、神社までの往復をお付き合いしてくれた。うう可愛い・・・
高天彦神社の前には鶯宿梅(おうしゅくばい)がある。

高鴨神社 下鴨神社 下鴨社の藤棚 この後は「高鴨神社」へ。池では鴨・鴛鴦(だと思うぞ・・・)が羽根を休めている。なんだか今回は動物系との相性が良いようだ・・・
大和の豪族である鴨の一族の発祥の地。京都の上賀茂神社、下鴨神社やその他の賀茂社の総社であるそうな・・・ 主神は味耜高彦根(あじすきたかひこね)神。此処は「上鴨神社」とも呼ばれている。(当然上ときたら中下がある)どうせなので、時間と睨めっこしながら上中下鴨神社を参拝。

中鴨社の正式名称は「葛木坐御歳神社(かつらぎにましますみとせじんじゃ)」、葛木御歳神社とも言う。
御祭神は御歳神。参道横に工場らしき看板が・・・邪魔〜(^-^;△フキフキ
下鴨社は「鴨都波神社」である。藤棚が綺麗。飼い犬がいたので、ちょっとだけ遊ぶ(笑)。下鴨社の御祭神は積羽八重事代主神と下照比売命。摂社には天神社(菅原道真)等がある。

これにて今回の征伐予定は一応全てクリア。ロープウェイの時間制限の為にやや忙しなくなってしまったが本命はなんとか見学できた。新幹線の時間があるので、遅れると困る為サクサク昼食を摂ってから移動。途中、御所駅前商店街で売っていた行者コロッケなるものを食す。山菜が混ぜ込んであったようだ。奈良駅で車を返し一路京都を経て帰宅の途に。今回もなかなかワイルドな旅であった。皆様お疲れさま〜♪
■■ 了 ■■
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