◇ 破魔矢堂 徒然館 ○ 旅 行 記 ■ 遠野ワイルド紀行
遠野ワイルド紀行
2001/10/27〜10/28
第壱日目
六時半ちょっと前に自宅を出発。早朝というほどの時間ではないので、以外と気楽です。新幹線で一路新花巻へ。仙台あたりまでは結構席が埋まってますが、その後はガラガラ。突然携帯が騒ぎ出す・・・ おっとっと・・・同行予定者一名から乗り遅れたという連絡でした^^;) 脱落者一名・別グループに合流決定。 はっはっは・・・ご愁傷様〜 とサクサク見捨て、自分だけ予定通り釜石線に乗り換え(爆笑←オイオイ ^^;)
新花巻駅と釜石線の駅って、接続していないのですね ^^;) 外に出なければならないとは思いませんでした。当日は丁度よい気温で大変爽やか。紅葉も真っ盛りで正に観光日和。単線の電車は久しぶりです。やってきたのはニ両編成のワンマン。整理券取って降りるときに料金箱にお金を入れるバスみたいなタイプでした。私は乗車券を買ってあったのでそのまま乗車。

チケット 此処で花巻から乗車しているはずの一名と合流する予定でしたが、下車したら会えるはずと、探す手間省いて適当に座ってしまいます(←怠慢です、済みません ハイ) 途中半分眠りながら、遠野駅から乗込んだもう一名と無事合流を果たします(って、本日初めて合流出来たんじゃないか・・・?)。久々に逢って話しがはずむ。そして、とある話題(笑)で盛り上がっていると、花巻から乗車していた某氏が車内を歩いてきて御対面。合流できましたね〜 なんて笑っていると、此処で下車でしょ?と訝しげに、さりげない一言。既に電車は停車している・・・ 上有住駅だ! あわくって荷物を抱えて降りようとする脳天気な二名。(棚に乗せていたジャケットを忘れかけたとかなんとかはこの際忘れたふり) いざ駆け降りる段階でも慣れない方式に戸惑いつつモタモタするのであった・・・普通の電車なら降りられなかったこと確実。ワンマンの運転手さん、その間呆れつつも辛抱強く待ってて下さいました(苦笑)多謝多謝。

滝観洞入口歩いてちょっと行くと、お店が道路沿いにあります。そこで入場券を買い、荷物を預けてヘルメットを冠るといざ洞窟へ。壁面にある小さな穴が入り口。屈んで歩かないと入れない。う〜ん、聞いていたとおりの入り口だ。
上有住・・・何にも無い・・・無人駅。周りは山だけ。紅葉は綺麗だし空気も良い。良いですねぇ〜。帰りの電車の時間があるので、サクサクと目的地の滝観洞へ移動。
この滝観洞、あまり観光ガイドにも詳しく載っていないんですよね。低い天井でポタポタ水が滴り、なんとも言えない洞窟です。直立して歩ける場所がそんなに無いので、屈むか斜めに傾ぐかしながら約800mの行程をせっせと歩きます。床は濡れて滑りやすく、天井に頭をガツガツぶつけながらひたすら終点を目指したのでした。ヘルメット無ければ流血物ですねぇ ・・・って言うか、死んでるよ(爆笑)
途中「八墓村」のシーンからの解説付き看板を横目に見ながら、さもありなん、と妙な関心をしつつ、ワイルドな穴を突き進みます。足下の浅いチョロチョロ川も如何にも地下!という感じで風情があって素敵♪ でも落ちたらびしょ濡れだから笑えないですね ^^;) 途中戻ってくる人とすれ違うのにも一苦労。少し広めの所で譲り合い必須。中腰歩行の所でバッティングしたらどうするんでしょうねぇ(笑)戻るに戻れないぞ。 涼しい(気温的には多分寒いくらい)のに結構汗だくです。後日の筋肉痛決定。ようやく終点にたどり着くと、滝の音が御出迎え。滝だ〜♪ 地下の滝だ♪♪ 暫し眺めて貴方の知らない世界へと妄想を膨らます。地底世界です。折り返し帰路に。この後に側にあるという白蓮洞へも行く予定なので、頑張って又歩きます。帰りはそれなりに馴れたのか、ちょっと頭を打つ回数が減ってました(爆笑)
滝観洞内部歩いてちょっと行くと、お店が道路沿いにあります。そこで入場券を買い、荷物を預けてヘルメットを冠るといざ洞窟へ。壁面にある小さな穴が入り口。屈んで歩かないと入れない。う〜ん、聞いていたとおりの入り口だ。
陽の当たる世界へ無事帰還を果たすと、ヘルメットを返して次なる白蓮洞へ向かいます。電車の時間までに余裕で帰れそうです。
滝観洞から道路を挟んだ階段を上り、白蓮洞を目指します。階段階段♪ 結構ハードですねぇ。中腰歩行で酷使した脚には結構きます。上っていくと入り口が。こっちだよね?と言いながら、中に入ります。滝観洞と比べて広めでした。確かに、これならヘルメットいらない・・・って・・・油断した・・・もろに頭ぶつけました (T^T) 痛〜ぇ。白蓮洞には白蓮観世音、六地蔵尊、千手観音等の菩薩像が納めてあり、ちょっと変わった雰囲気。良くこんなところに作ったなぁと、的外れな関心をしつつ探索します。洞内には階段が結構あります。滝観洞より明るく、足場もそんなに悪くありません。でも滝観洞に入っていた観光客、こちらには全然来ていませんでした。^^;) 私達ってもの好き?
歩いている途中コウモリがぶら下がってました。ちょっと可愛い・・・生コウモリ♪ 息吹きかけて揺らしてみた悪いやつは私です ^^;) あ、動いた・・・ 脱兎。
再度光の世界へ帰還して、帰りの電車を待ちます。いやぁ〜 疲れた疲れた。ワイルドな洞窟探検を満喫したのでした。

遠野に着くと下車。ホテルに荷物を預けて観光に出かけます。何処行きます? 等と言いながら、目指すは定番のカッパ淵。伝承園の駐車場に車を留めて、目的のカッパ淵まで。団体観光客を避けながら周囲を歩きます。名物カッパ狛犬。お皿に賽銭が入ってるよ・・・ 様にならない --;) (苦笑) 常堅寺で御朱印を貰い、次の場所へ移動。オシラサマ伝承園を巡ります。此処は遠野地方の農家の生活形態を再現した所です。一番印象的なのは御蚕神さまの部屋。一種異様空間を醸し出してます。なんか凄い・・・。井戸や竃の蓋を開けたりしながら、散策し、今度は周辺散策です。早池峰古道にある鳥居の残骸(?)を見学。すると此処で怪異が!(爆笑) 携帯が鳴ったので歩きながら取ると、一言二言交わして切れました(受信拒否したんじゃないですよ〜(笑)) あら、圏外になってる・・・ 少し進んだり戻ったりしてみると電波が弱く一部で圏外表示されることが判明。此処だけ圏外スポットか・・・ 鳥居のちょっと手前で再度通話可能に。さすが鳥居の威力?! ^^;)
その後別行動のグループに買い出しを任せ、合流時間までホテル周辺の見学に。車を置いて、ホテル裏にある南部神社と鍋倉城跡へ行くことにしました。既に日は傾き、だんだん宵闇が迫ります。周囲を散策していると日が暮れました。暮れるのが早いですねぇ。今日は月が綺麗です。月明かりでまだ散策するもの好き若干名。暗がりの城跡散策と神社詣をしたのでした。しかしこの辺り、街灯が殆ど無く、真っ暗。神社だけはライトアップしてありました。その脇にある丘の上になにやら明かりが点いた建物が。でも途中は真っ暗の木々の中。こっちかな?などと迷いつつ、暗い月明かりのみの道で階段を上ります。マジ、暗くて周りが見えません。この暗さだと眼鏡ない方が歩きやすい・・・ だってどのみち焦点結ぶ対象物なんて見えないんだもん ^^;) 暗い脚もとにもめげず、無事城跡と鍋倉公園の展望台へ。夜景が綺麗です。 そういえば、下りの階段の方が危なかったです。おまけに下の方に降りてくると、街灯が眩しくて・・・すっかり夜の住人になっていたのでした(笑)(うう眩しい・・・と、手で光を遮っていた私・・・) 洞窟探検に夜の懐中電灯無しでの神社・城跡徘徊・・・旅行にワイルドなエッセンスは必須です♪ まあ、さすがに月明かりが無ければ行かないですが ^^;)
合流時間となったので、ホテルへ帰還。買い出し袋抱えて来たチームと無事合流します。食事後夜の宴会に突入。その日は遅くまで煩悩会話を繰り広げたのでした。
第二日目・最終日
まともな予定が組んである二日目。最初の目的地は早池峰神社。生憎早池峰山は曇りで見えません。更に残念だったのが、社務所が留守で御朱印が貰えなかったのでした。(T^T) 
泣く泣く次の目的地、遠野ふるさと村へ。此処では10/27-28が庭仕舞♪ (一年の農作業を無事に終えたことを感謝するお祭り)で、イベントをやっていました。郷土芸能しし踊り(張山鹿踊り?)。タイミングが良かったです。30分ほどの舞いでしたが、田楽だんごにヤマメの塩焼きを頬張りつつ、堪能していました。
この後は愛宕神社、卯子酉様(普通の農家の脇にあったりして・・・ちょっと人様の庭に侵入する気分 ^^;)、明るい南部神社に再度詣でて、千葉家曲がり屋(南部曲がり屋)など見ながら帰還したのでした。この愛宕神社、階段がちょっとハードですが、熊野に比べれば子供だまし。ちょろいちょろい。でも前日の中腰歩行はやはりちょっと効いてます(爆笑)
遠野駅にもどると軽く食事をして帰還。しかし、駅前交番の建物、カッパがウィンクしてるんですよねぇ・・・可愛い(*^^*) 
帰りの3両編成釜石線は結構混んでいて、辛うじて座れたのですが、なんと喫煙車。堪えられずに禁煙車で立っていくことにしたのでした・・・先頭の禁煙車で立ち話していると、車内販売のおねぇ〜さん(?)が前の方空いてますよ と教えてくださいました。感謝感謝♪
新花巻で新幹線に乗り換え、遠野の地を後にしたのでした。
■■ 了 ■■
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