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Roger Zelazny ロジャー・ゼラズニィ
今は亡きゼラズニー。続きを期待させる作品もあっただけに、思いがけない訃報にショックを受けた・・・作品はSFからファンタジーまで幅広く、どれも楽しめる作品が多い。翻訳も数多く出ている。ファンタジー傾向のシリーズとしてはアンバー、魔性の子、ディルヴィシュ等。 続き・・・続きが・・・(T^T) グスグス

1: Dilvish, the Damned (創元SF文庫邦訳:地獄に墜ちた者ディルヴィシュ)
Dilvish the Damned
cover art
by Michael Herring
悪の魔法使いジェレラクによって地獄に墜とされたディルビシュ。鋼の黒馬ブラックと共に地獄の拷問から脱出した彼にとって、復讐の為にジェレラクを探すことが唯一の目的だった。 だが生まれ故郷が攻撃され、それを救うことが出来るのは彼だけだった・・・助けを求める娘、二人の魔法使いの権力争いなど、自身の目的外の出来事に遭遇する。そして遂にジェレラクの本拠地にたどり着いた彼は・・・
ディルビシュ関連の短編集を一まとめにした為、全体的に一貫性がややかける。物語は8話からなり、1964〜1981の年月にわたって掲載された。若干の不整合が出るのは不可抗力か・・・? それを差し引いても娯楽作品として十分に楽しめる。

2: The Changing Land (創元SF文庫邦訳:変幻の地のディルヴィシュ)
The Changing Land
cover art
by Michael Herring
狂った神トゥアルアの魔力によって、歪んだ狂気の空間と化したジェレラクの城の周囲。魔術師、魔法使い、ウィザードなどのグループが「時無しの城」(翻訳版での訳語がわからないので適宜)の秘密を求める。混沌の中、ディルビシュはジェレラクを追う・・・
本巻は先の巻と異なり短編集ではない長編。これまでにばら撒かれた要素を一まとめにしつつ最後まで持っていっている。そのため一巻は必読。それなりの展開で十分楽しめる作品となっている。相棒の鋼馬が良い♪

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